何かこわい!家に出現する3大クモの退治方法と侵入対策を解説中

 

家の中でよく見かけるクモ。「クモは悪い虫を食べてくれるから退治してはいけない」と子供のころに言われた経験がある方も多いのではないでしょうか。

クモは益虫といわれ、ゴキブリなどを食べてくれる強い味方ですが、その見た目に不気味さを感じてしまいますから、できれば家には出てほしくありませんね。そこで今回は家に出現する3大クモの退治方法や家への侵入対策をご紹介します。

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家に出現するクモの種類

家に出現するクモは1種類ではありません。家に出現するクモは主に3種類で、「アダンソンハエトリ」「アシダカグモ」「イエユウレイグモ」です。それぞれを少し詳しく説明します。

アダンソンハエトリ

アダンソンハエトリは別名「家グモ」と呼ばれているほど、日本に広く生息していて、どこの家でもよく見かけるクモです。ハエトリグモ科に属し、体長は1cmにも満たないほど小さく黒い見た目をしています。ジャンプするような動きも見せます。

アダンソンハエトリは巣をはらずに家中を自由に動き回り、主にコバエやゴキブリの子供など小さな虫を食べています。

アシダカグモ

足が長く、CDほどの大きさもある日本最大級の家に出現するクモであるアシダカグモ。夜行性なので、人間が活動する時間には姿をあまり見せません。非常に大きく、グロテスクな見た目をしているので、虫嫌い・クモ嫌いには恐ろしく見える存在ではありますが、アシダカグモの主食はゴキブリです。

家中のゴキブリを食べつくすとその家から去ってしまうので、「軍曹」の愛称を得ているほどです。

イエユウレイグモ

足が細長く全体的に線が細いクモで、体長は1cm以下ですが、細い足の長さも合わせると、日本最大のアシダカグモに匹敵するほどの大きさです。

イエユウレイグモは見た目が弱々しく見えるだけでなく、動きもふらふらとして不規則なのでこの名が付けられています。

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クモの毒性

見た目がグロテスクなクモですから、毒性も気になるところです。

家の中で主にみられる、アダンソンハエトリ、アシダカグモ、イエユウレイグモはいずれも毒性はありません。餌である虫を殺すための毒性は持っていますが、人間には影響はありません。

ですが、人間の身近にいながら人間を殺すほどの毒性を持っているクモも存在しています。

それが「セアカゴケグモ」です。

セアカゴケグモはオーストラリア原産で、35以上の都道府県に生息しているといわれています。プランターの底や家の周りなど身近にいるので注意が必要なクモです。

万が一噛まれてしまった場合の症状ですが、痛みやかゆみ、発熱、リンパ節の腫れが起こり、数時間から数日その症状が続きます。中には頭痛や不眠、筋肉痛などの症状が出て長期間続く場合もありますから、決して素手で触らないようにしましょう。

身近にいるクモなので、家の中に侵入してこないとも限りませんから十分注意しましょう。

見つけた場合は保健所への届け出が必要になります。

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クモを退治する方法

いくら益虫でもできれば家の中に入らずに家の周りで害虫と戦ってほしいですね。

一般的にはクモ専用の殺虫剤を使用するのが手も汚さず、必要以上にクモに近づく必要がないのでおすすめですが、値段の割のコスパが良くないのがデメリットです。殺虫剤以外ではお風呂用の洗剤を使用しても退治することができます。お風呂用洗剤もスプレー式になっていますから退治しやすいですね。

殺虫剤やお風呂用洗剤なら動きの早いクモを逃さず退治できます。

クモを殺してしまうことに抵抗がある場合は、虫取り網がおすすめです。虫取り網は大きいので動きの早いクモでも逃がしにくく、誤って足を挟んでちぎってしまったりという失敗もありません。

他には牛乳パックやペットボトルを半分に切り、壁や床にいるクモにかぶせるようにして、すくうように手首を返して持ち上げるとクモを捕まえることができます。

捕まえたクモは窓や玄関から放しましょう。この場合またすぐに家の中に入ってくる可能性があるというのがデメリットです。

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クモの侵入を防ぐ対策

クモの侵入経路は玄関や窓です。

家の出入りのときに一緒に入り込んでいたり、荷物や服にくっついて入ってくる場合もあります。また、風を入れるために窓を開けていると網戸をしていてもその隙間から入り込んできたりもします。

家の周辺にクモが生息しやすい環境があるとどうしても家の中にも入ってきやすくなります。

家にゴキブリなどの虫がいると、それを餌にしているクモも家の中に入ってくることになりますから、常に清潔を心がけて掃除をするようにしましょう。

また、家の中を清潔にするとともに、行っておきたいクモの侵入を防ぐ方法は、「ドア、窓の開閉は素早く行う」「隙間テープを窓、ドアに貼る」です。家に侵入してくるクモの大半が玄関が侵入経路となっていますから、少し意識するだけで侵入を防ぐことができます。

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虫が嫌がる環境づくりを

クモも虫ですから、不潔な環境を好みます。

ホコリが積もっている、食べかすやごみ髪の毛が落ちているという掃除の行き届いていない環境がクモにとっても餌があって住みやすい環境ですから、クモを寄せ付けないためにはきちんと毎日掃除をし、クモや虫の嫌がる環境を作り出すことが大切です。

虫嫌いの方は隅々までキレイに掃除するよう心掛けましょう。