0歳児を保育園に預ける6つのメリットと親が注意すべきこと

経済的な事情などから、共働きの家庭が増えてきています。また産休の関係や育休が取れないといったことで、早期に職場復帰を目指す女性のために、保育園では0歳から受け入れをおこなっています。ただ赤ちゃんを0歳から保育園に預けることに関して、周りから「赤ちゃんがかわいそう」「預けるのは早い」といった声に、悩むお母さんも少なくありません。そこで0歳児を保育園に預けるメリットや、預ける際に注意したいことを詳しくご紹介します。

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0歳児は保育園に預けることができる?

共働き家庭が増えた影響もあり、ほとんどの保育園で0歳児の受け入れをおこなっています。ただしすべての保育園が0歳児の受け入れをおこなっているわけではないので、希望する保育園で受け入れてもらえるとは限りません。

さらに保育園によって、0歳児の受け入れは月齢によって制限がおこなわれていることもあります。早いところでは4ヶ月からというところもありますが、基本的には産休明けからの対応となります。赤ちゃんの状態を考え、首がすわってから、またできるだけ1歳に近くなってから、といった希望があるかもしれませんが、保育園探しは地域によっては難しく、妊娠中から探して申し込まなければならなくなることもあります。

やむなく早く保育園に入れることになる場合も考え、0歳児で保育園に入れることに関しては、保育園もしっかりと見極める必要があります。

0歳児を保育園に預ける6つのメリットと親が注意すべきこと

0歳児を保育園に預けるメリット

0歳児を保育園に預けることに関しては、多くのメリットがあります。

1.生活リズムが整う

家庭では難しい時間管理が、保育園では可能です。1日のスケジュールがきちんと決まっているので、生活リズムが整い、規則正しく過ごすことができるようになります。睡眠・授乳の時間が決まることで、1日のスケジュールが立てやすく、家庭での育児も楽になります。

2.友達ができる

保育園では同い年の赤ちゃんがたくさんいるので、一緒に遊ぶことができなくても、同じ場で過ごすことでコミュニケーションを取ることが可能です。さらに保育園には様々な年齢の子供がいますので、遊んでもらう機会も増え、兄弟のいない赤ちゃんにもよい刺激となります。

3.赤ちゃんに合わせた保育

保育園ではプロである保育士が対応してくれるので、月齢に合わせた遊びや、スキンシップなど、運動能力を伸ばし、情緒の発達の手助けをしてもらえます。読み聞かせやお絵かきなど、共働きの家庭では難しい教育の手助けやアドバイスもしてもらえます。

4.病気に対する免疫ができる

保育園では風邪やインフルエンザなど、集団で病気にかかる機会が増えます。赤ちゃんはこういった感染を繰り返すことで、徐々に免疫力を付けていきます。

5.お母さんの時間が取れる

家で育児をする場合、赤ちゃんを中心に生活することになるため、お母さんは自分の時間が取れず、ストレスがたまりがちです。保育園に預けることで、リラックスできるだけでなく、夫婦での時間を持ちやすくなります。

6.保育園に入りやすい

1歳になるまで待って保育園を探すのは、競争率も激しく、0歳児から保育園に入れる方が入りやすいというメリットがあります。

ただし産休や育休をきちんと取ることができる正社員と違い、産後休暇4週で復帰せざるをえない非正規雇用の人も多くなっているため、地域によっては0歳児保育でも入りにくくなっていることがあります。

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0歳児を保育園に預けるデメリット

0歳児を保育園に預けることには、デメリットもあることを覚えておきましょう。

赤ちゃんの成長を見逃してしまう

0歳児の成長は早く、昨日できなかったことが今日できたりと、毎日変化があります。一緒にいられないため、その成長を見ることができません。

慣れるまで時間がかかることもある

赤ちゃんにとっては、お母さんの存在が一番身近で安心できる時期であるため、保育園でお母さんと離れ離れになることから大泣きをすることが少なくありません。

周囲の無理解に辛い思いをすることがある

0歳児を保育園に預けることに関しては、それぞれの家庭の事情など様々な理由があります。そうはいっても無責任な言葉や、無理解に傷つき悩むことも増えます。

また家庭で子育てをするよりも、病気にかかる機会はどうしても増えてしまうため、辛い思いをしている赤ちゃんに申し訳ない気持ちになることもあります。

ただし一般的によくいわれる3歳まではお母さんと一緒に過ごすべきという、いわゆる三歳児神話に関しては、科学的根拠はありませんので、0歳児保育が赤ちゃんの教育に影響を及ぼすことはないといえます。

0歳児を保育園に預ける6つのメリットと親が注意すべきこと

0歳児を保育園に預ける際に親が注意すべきこと

0歳児を保育園に預けるにあたっては、月齢も関係しますが、母乳やおむつなどを用意する必要があります。そういった指示は保育園でしてもらえますが、親の方でも0歳児保育を利用する前には、きちんと準備が必要です。

呼び出しへの対応を考えておく

病気になった際には、赤ちゃんを引き取りに行かなければなりませんので、そういった急な呼び出しに対して、夫婦でどう対応するか考えておきましょう。

慣らし保育をする

新しい環境に赤ちゃんが慣れるよう、事前に慣らし保育で数時間の体験保育をするようにしましょう。

保育園の方針を確認する

それぞれの家庭で、赤ちゃんを育てるにあたって、考えている教育方針があるはず。預ける予定の保育園で、その方針に沿ったことがおこなわれているか、きちんと事前に確認しておきましょう。

0歳児を保育園に預ける6つのメリットと親が注意すべきこと

0歳児を保育園に預けることで夫婦で取り組みたいこと

1日10分でも話し合う時間を作る

赤ちゃんを保育園に預けているとはいえ、赤ちゃんだけでなく親の方でも体調を崩したり、実家で急な事態が発生することもあります。かならず1日10分でも、情報交換をし、夫婦で過ごす時間を作るようにしましょう。

時短勤務や子育て支援制度を利用する

子供が3歳になるまでは、時短勤務が認められています。ただし保育園に預けることで、保育料や必要となる身の回りのものなどで費用もかかりますので、夫婦でよく話し合い、対策を考えるようにしましょう。

両親が遠方で、育児の手伝いをお願いしたくてもできないなど、様々な事情から0歳児保育を利用する、また希望する人が増えてきています。0歳児保育にはメリットもデメリットもありますので、それを踏まえた上で利用するようにしましょう。