排卵日という言葉は、女性ならみなさんご存知ですが、
排卵日のことを実は詳しく知らないという女性が多いんです。
排卵日を正しく予測することは、
赤ちゃんを望んでいる女性には特に重要なことです。
今回はそんな大切な排卵日についてまとめました。
排卵日とは?
排卵日とは、次の生理予定日の約14日前をさします。
生理周期が安定している場合、
排卵日がいつかを計算することはとても簡単です。
28日周期で生理が安定している場合、
生理が始まった日から数えて14日目が排卵日となります。
この排卵日の1日~2日前に性交をするのが、
最も妊娠しやすいと言われています。
排卵日の当日の性交が一番妊娠しやすいと思われがちですが、
実はそうではないんです。
排卵日の計算方法
生理周期が安定している場合、排卵日の計算は簡単ですが、
生理周期が安定していない場合は、
いろいろな計算方法で排卵日を知ることができます。
基礎体温表を利用する
毎朝きちんと基礎体温を計測し、
表に書き込んでグラフにすることで、
排卵日を予測することが可能です。
1ヶ月の中で低温期と高温期があり、その切り替わるときに
体温がグッと下がる日の前後1日~2日が排卵日となります。
基礎体温表は、数ヶ月分のデータが必要になりますから、
毎朝きちんと基礎体温を計測することが必要となります。
副さん式
自分で子宮口を内診することで、排卵日を予測する方法です。
助産師の副さんという方が
インターネットに公開されたことで、有名になった方法です。
排卵日が近づくと子宮が下がり、
透明で伸びの良いおりものが出るので、自分でも内診できるというもの。
排卵検査薬
妊娠検査薬のようなもので、尿をかけることで排卵日を予測します。
排卵日が近づいて来ると、陽性反応が濃く出るようになっているので
排卵日が予測できます。
生理日以外毎日使用する方が反応が徐々に濃くなるので
わかりやすいです。
排卵検査薬は、実際に不妊治療でも使用されるほど、
性能が良いのですが、毎日の使用はコストがかかるという
デメリットもあります。
また排卵検査薬は、ドラッグストアやインターネットでの
取り扱いはありません。
医療用医薬品にあたりますから、病院や調剤薬局で、
氏名などを登録することで購入できます。
値段はメーカーによって違い、1本あたり500円前後で販売されています。
超音波検査
病院の超音波検査を受けることで排卵日を予測することができます。
超音波で卵胞の大きさを確認し、卵胞の大きさで排卵日を予測します。
他にもインターネット上では、前回の生理日を入力すると、
排卵日を予測してくれるサイトなどもいろいろあります。
排卵日に現れる様々な症状
排卵日になるといろいろな体調の不調を感じる方が多くいます。
症状は人によって様々ですが、下腹部痛、胸の張り、吐き気、
頭痛、体重増加、下痢、少量の出血などが
よく排卵日にみられる症状です。
排卵日にこういった症状が起こるのは、女性ホルモンが変化するためです。
排卵日に感じる下腹部痛は「排卵痛」と呼ばれるもので、
卵胞が腹膜を刺激することで起こります。
下腹部全体が痛い場合もあれば、
左右のどちらかが痛い場合もあります。
排卵日に起こる出血は「排卵出血」で、
不正出血を心配する方もいますが、心配はいりません。
ですが、排卵のために起こっている出血か、他の病気が原因の出血かは、
見分けることは非常に難しいので、一度受診することをおすすめします。
排卵日が近づいて来ると、プロゲステロンというホルモンの影響で
体温が上がり高温期に入ります。
そのために体がだるいと感じる場合もあるようです。
こういった、体の不調を感じる方がいる一方で、
全くなんの症状も感じない方もいます。
おりものに変化で排卵日が予測できる
排卵日はおりものにも変化があらわれるため、
おりものをチェックすることで、排卵日を予測できます。
おりものは生理周期に合わせて4つの変化をしているんです。
生理直後のおりものは、
白くて粘り気のある状態ですが、
だんだんと粘り気がなくなって
サラサラの状態になります。
排卵日に近づくにつれて、
おりものの量は増えていき、
白い色がだんだんと薄くなっていきます。
排卵日の前後には、
透明な伸びの良いおりものになります。
排卵日を過ぎると、
また白く粘り気のあるおりものへと変化します。
おりものがこういった変化をすることを知っていれば、
排卵日を自分で予測することができるというわけなんです。
赤ちゃんを望んでいる場合は、
おりものが透明になって、
サラサラと粘度がないものに変化し出したら、
赤ちゃんを作るタイミングです。
排卵日のタイミングを掴もう
妊娠を希望している女性にとって、
自分の排卵日のタイミングをつかむことはとても大切なことです。
普段あまり意識していない
おりものの変化をチェックしたり、
体調の変化なども合わせることで、
排卵日を予測することが可能です。
いろいろな排卵日の予測方法で数ヶ月やってみると、
自分の排卵日について気づくことも出てきます。
妊娠しやすいタイミングをしっかり掴みましょう。