妊婦中に飛行機に乗ることが出来る期間とその際の注意点

妊娠中でも、里帰りや旅行など
飛行機を利用したい時もあると思います。

しかし、胎児に影響はないのか、
心配になってしまいますよね。

また、エコノミー症候群なども
不安の一つだと思います。

そこで今回は、
妊娠中の飛行機の利用について
注意点や乗ることができる時期など
詳しくご紹介したいと思います。

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妊娠中飛行機に乗れる時期

まず、妊娠中でも飛行機を
利用できる時期については、
航空会社によって少し違いがあります。

基本的に大手航空会社では、
妊娠初期~妊娠9ヵ月までであれば
医師の診断書などがなくても
搭乗可能となっています。

JALやANAでは、
国内便では出産予定日一週間以内、
国際線では出産予定日二週間以内の場合
医師の診断書や同伴が必要とされています。

出産予定日の一週間前となると
万が一、機内にて産気づく場合もあります。

どんな理由があろうとも、
この時期に飛行機に乗ることは
避けた方が良いと考えて下さい。

また、ジェットスタージャパンでは
国内、国際線問わず
出産予定日28以内の場合、
四時間以上のフライトは搭乗不可、
医師の診断書が必須となっています。

航空会社によっても、このように違いがあるため
飛行機を利用する際はよく確認のうえ、
相談窓口などで航空会社に
問い合わせるようにしましょう。

妊婦中に飛行機に乗ることが出来る期間とその際の注意点

 

飛行機に乗る際の注意点

搭乗の条件をクリアし、飛行機を利用する際には、
いくつかの注意点を確認しておきましょう。

まずは、健康状態の確認です。
妊娠初期の立ちくらみや貧血など
症状が酷い場合には、
医師へ相談してから判断して下さい。

医師から搭乗を避けるよう指示が出たら
必ずその指示に従い、無理をして利用することは
やめて下さいね。

次に、搭乗の際に受ける身体検査ですが
X線検査は、胎児に影響があるとされています。

空港で行われているものに関しては、
影響がない程度の微量なものといわれていますが
不安がないわけではありませんよね。

妊婦さんに配慮し、
X線検査を免除してくれる空港もあるので
念のため、検査スタッフに話しておくことを
おすすめします。

そして、エコノミー症候群には
注意する必要があります。

妊娠中でなくても、
エコノミー症候群のリスクはありますが
妊娠中は特になりやすいといわれています。

体に負担をかけないよう、
なるべくエコノミークラス以外の
リラックスできるクラスを選ぶと良いでしょう。

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席選びのポイント

航空会社によっては、
事前に席の予約ができる場合があります。

妊婦さんにおすすめしたいのは
バルクヘッド席というものなのですが
ANA航空会社の場合は、

一定期間以上前から予約をすれば
席を指定できる場合があります。

もちろん、国際線や国内線、
平日や休日かによっても
予約状況は変わってきます。

バルクヘッド席というのは、
車いすの方や、お子様連れの方のために
用意されている席で
前に座席がなく、
足元が広いのが特徴です。

しかしそういった席を利用したいという方は
たくさんいらっしゃいます。

もしバルクヘッド席を利用できない時は
なるべくトイレに近く、
通路側の席を選ぶようにしましょう。

妊娠中は、お腹が圧迫されるため
いつ尿意をもよおすか分かりません。

通路側・トイレ付近であれば、
席から立つ時に不自由なく
トイレに行くことが出来るので
そういったことも考えておくと良いでしょう。

妊婦中に飛行機に乗ることが出来る期間とその際の注意点

 

用意しておくもの

飛行機に乗る際には、
必ず用意しておくべきものがあります。

母子手帳はもちろん、
妊娠中だということが一目で分かる、
マタニティーマークです。

マタニティーマークがあるだけで
やはり周りの人も配慮してくれると思います。

また、水分補給と空腹を避けるため
飴なども持っておくと良いでしょう。

お腹がすくと、
気分が悪くなる場合があります。

こまめな水分補給と、
気分が悪くならないように
簡単に食べられる飴などを
持っていきましょう。

飛行機だけでなく、
人が多いところに出かけるときは
マスクは必需品です。

妊婦さんは、感染症など
特に気をつける必要があるため
マスクは機内の中でもつけておきましょう。

また、季節にもよりますが、
ブランケットなどはご自分で
用意しておいた方が安心です。

座りっぱなしでいることで
どうしても足先が冷えやすくなります。

ブランケットは機内でも
借りることができますが

予備に一枚持っておくことで
足先だけでなく、お腹回りにも使用でき、
冷えなどで体調を崩す心配が
軽減できますよね。

冷え性の方などは特に、
体調管理ができるようにしておきましょう。

いかがでしたでしょうか。

妊娠は病気というわけではなく
飛行機に搭乗することは可能です。

もちろん、トラブルが起こった場合
客室乗務員の方が適切な対応を
してくれることでしょう。

しかし、機内では十分な処置が
できない可能性が高く
その場合は目的地ではなく、
最寄りの空港などに着陸することになります。

機内には多くの乗客がいらっしゃるため
そのような事態が起こらないよう
妊婦さん自身も自分の体調管理や
健康管理には気をつけるようにして下さいね。

あまり体調が良くない場合は、
無理をしないことが大切ですよ。

赤ちゃんのためにも、
飛行機を利用するという時は
医師や航空会社によく相談してから
決めるようにして下さいね。