妊娠5~6週に起こりやすい!稽留流産の原因・兆候・治療

妊娠中の不安要素として流産があります。

流産にはいろいろな種類があり、
その1つに「稽留流産」というものがあります。

流産は妊娠22週目未満で
赤ちゃんがおなかの中で死亡し、
妊娠が終了することを言います。

12週未満の流産の割合が一番高くなります。

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稽留流産とは

流産にはいろいろな種類がありますが、
その一つである稽留流産。

稽留流産とは、おなかの中で死んでしまった赤ちゃんが、
体外に排出されずに子宮の中に留まってしまうことを言います。

妊娠5週~6週くらいに起こることが多い流産です。

妊娠5~6週に起こりやすい!稽留流産の原因・兆候・治療

 

稽留流産の原因

稽留流産の原因は、
赤ちゃんの染色体に異常があるためと、
赤ちゃん側に原因があると考えられていました。

ところが最近では赤ちゃん側だけでなく
母体の方にも原因があることがわかってきました。

母体側の稽留流産の原因としては
子宮組織の代謝異常が考えられています。

赤ちゃんを育てるための胎盤が
子宮組織の代謝異常のためにうまくできず
赤ちゃんが育たなかったということです。

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稽留流産の症状と兆候

稽留流産には自覚症状がありません。

ですから稽留流産の兆候を感じることは非常に稀なことで、
基本的には兆候はないといって良いでしょう。

多くの場合が妊婦検診において
赤ちゃんの心拍が確認できず、
稽留流産と診断を受けています。

中にはこれまでひどかったつわりが
ぴたっとなくなったという方もいらっしゃいます。

これまでと違う変化を感じたら病院を受診しましょう。

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稽留流産とつわり

自分では自覚症状のない稽留流産ですが、
急につわりがなくなったことで
流産したことを感じる方もいるため、
つわりが続いているから大丈夫との誤解もうまれています。

稽留流産して、つわりがなくなってしまう方もいれば
つわりが続く方もいます。

稽留流産後もつわりが続くのは、
子宮内に胎盤などの組織が残っているので
妊娠中だと体が判断するからです。

ですから稽留流産とつわりには関係性がないと言えるでしょう。

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稽留流産後の治療とケア

稽留流産は赤ちゃんが子宮の中に留まっています。

体内で亡くなってしまった赤ちゃんは
母体からは異物となってしまうため、
手術をして赤ちゃんを取り出さなければなりません。

お母さんの心情を考えると
非常につらい手術になりますが、
いつまでも体内に亡くなった赤ちゃんがいることは、
母体にとってはあまり良いことではありません。

現在日本では、稽留流産後の処置として
二通りの方法が用意されています。

一つが手術をして赤ちゃんを人工的に排出させる方法。
もう一つが自然に赤ちゃんが排出されるのを待つ方法です。

子宮内容除去術

手術で排出させる方法を「子宮内容除去術」と言います。

その名の通り子宮の中にあるものを除去する手術になります。

手術を行う前にまず、
血液検査と感染症検査などが行われ、手術に移ります。

子宮内容除去術は全身麻酔をして30分~40分で終了します。

手術後の入院は不要な場合が多く、日帰り退院となります。

子宮内容除去術は保険適用の手術で、費用は2万円~3万円程度となります。

自然排出

そしてもう一つが自然に赤ちゃんが排出されるのを待つ
自然排出です。

自然排出とは手術によって無理やり排出させるのではなく、
自然に出てくるのを待つという方法です。

欧米ではこの自然排出が多いですが、
日本では圧倒的に手術をして排出させるやり方が一般的です。

ですが最近では自分で選択できる病院も出てきています。

自然排出は少し量の多い生理のような感じで排出されます。

個人差はありますが、痛みが強い場合もあります。

自然排出が起こる時期ですが、稽留流産と診断されてから
1週間~2週間程度となることが多いです。

手術にするか自然排出にするか医師とよく相談して決めましょう。

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稽留流産の予防

赤ちゃんの染色体や母体の子宮組織の代謝異常のために
起こってしまう稽留流産。

そんな稽留流産にも予防法があります。

それが適度な運動と冷えを防ぐことです。

稽留流産を経験した方を調査すると、
多くみられたのが運動不足でした。

稽留流産は妊娠6週~7週に多く見られます。

この期間はつわりがひどく、
あまり動けないという方も多い時期です。

ですがつわりの他に健康的な問題がないのであれば、
ウォーキングなどの軽い運動をすることが大切です。

妊娠中の冷えはよくありませんから、
体を冷やさないように外側から温めることも重要ですが、
体を温める効果のある食べ物を食べたり、
しっかりと湯船に浸かったりという工夫をしましょう。

 
妊娠5~6週に起こりやすい!稽留流産の原因・兆候・治療

 

次の妊娠までに開ける期間

稽留流産をしたからといって、
次の妊娠ができないということは決してありません。

すぐにでも妊娠したいと考える方も多くいらっしゃいます。

基本的には稽留流産後に
生理が2回来てからというのが理想的です。

生理周期が安定するまで待つのが理想です。

稽留流産後、生理周期がどのくらいで安定するかは
個人差があります。

次の妊娠を望んでいる場合は、
医師と相談しながら進めていきましょう。

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気をつけても起こってしまう流産

まだまだ小さい命とはいえ、
赤ちゃんを失ってしまうことは非常につらいことです。

あまりのショックに
なかなか立ち直れない女性も多いです。

ですが妊娠初期に起きる稽留流産は、
自分ではどうすることもできないことが
原因で起こっていまいます。

自分を責めずに気持ちを落ち着けて
次の妊娠に備えましょう。