重曹やクエン酸などと並んで、最近のお掃除アイテムとして人気なのが、「セスキ炭酸ソーダ」です。落ちない汚れを落としてくれるとして、大掃除の時期だけでなく、日々の掃除の際にも良く使われるようになりました。
キッチン道具の中でも手間がかかる物としてあげられるのが「オーブントースター」です。こげつきなども多く、使うたびに「掃除はまた今度でいいか」と放置されがちで、気付けばなかなか落ちない頑固な油汚れなどもあり、掃除がいっそう大変になってしまいます。そんな時に活躍してくれるのが、セスキ炭酸ソーダです。
オーブントースターのお掃除を少しでもラクにする為に、掃除前に用意するものや、掃除の流れなどをご紹介いたします。また、掃除をする際の注意点についても併せてご紹介いたします。
用意するもの
オーブントースターのお掃除の時に用意するものをご紹介いたします。
1.セスキ炭酸ソーダ水
スプレーボトルに、水が500mlに対して、セスキ炭酸ソーダが小さじ1杯の割合で入れて混ぜて出来上がりです。
2.ゴム手袋
オーブントースターには油汚れがたくさんついています。また、お掃除の最中にケガをしてはいけませんので、その予防も兼ねています。
3.雑巾
もう捨ててもいいような布などがあれば、それでもかまいません。数枚用意しておくといいでしょう。
4.スポンジや歯ブラシ
できればスポンジはメラミンスポンジをご用意ください。
5.キッチンペーパーとサランラップ
汚れがひどい所に使います。
6.台所用洗剤
オーブントースターの掃除の流れ
オーブントースターの掃除の流れをご紹介いたします。
1.オーブントースターの受け皿や焼き網など、取り外し可能な部分を外していきましょう。説明書などに記載されているので、参考にしてください。
2.「1」で外した焼き網や受け皿に、セスキ炭酸ソーダ水をまんべんなくかけて、15分程度置いておきます。
3.オーブントースター本体のくずやごみを歯ブラシをつかってこすり落としましょう。落としたくずは本体を傾けて全て出しておきます。
4.セスキ炭酸ソーダ水を含ませたスポンジで、本体扉のガラス部分やその周りをこすってください。汚れがみるみるおちていきます。
5.雑巾を使って水ぶきします。
6.本体の中は、水ぶきをするか、台所用洗剤を薄めた物を使うときれいにすることができます。最後はきちんと洗剤が残らないようにしっかりと拭きとってください。ヒーター部分はとても壊れやすいので、キッチンペーパーにセスキ炭酸ソーダ水を浸したものを被せて、さらにラップをしてしばらく置いておきます。その後汚れを優しく拭きとってください。
7.「2」でスプレーしておいた焼き網と受け皿をスポンジでこすって汚れを落としていきます。その後、水で流します。
8.オーブントースターの外側もきれいに拭いておきましょう。
掃除をする際の注意点
オーブントースターのお掃除を開始する前に、注意してもらいたい点がいくつかありますので、ご紹介いたします。
1.セスキ炭酸ソーダ水を使う場合、オーブントースターがアルミ製でないことを確認してください。偏食や熱による腐食の原因となりますので注意してください。
2.ヒーター部分を洗う時は、壊れやすいので、力をいれてゴシゴシすることは避けてください。
3.掃除の時はコンセントをぬいて行いましょう。
4.必ず中が冷めている状態で行うようにしましょう。
オーブントースターの掃除をラクにするには?
オーブントースターは、おそらく年に数回しか掃除しない、という方も多いのではないでしょうか。たまにしかしないからこそ、汚れを落とすのが大変になります。掃除を少しでもラクにしたいなら、まず、網の部分に合うサイズの金属のトレーを購入してください。揚げ物を温める時はそのトレーを使うようにしましょう。できればテフロン加工の物を選ぶと、お掃除もさらにラクになります。
また、使い終わったら、その都度さっと拭き掃除をしておけば、頑固な汚れを防ぐことができます。油汚れなどは、冷める前の方が落としやすいので、是非実践してみてくださいね。
オーブントースターはいつも清潔に!
オーブントースターは、ついついお掃除を後回しにしがちですが、それが発火の危険性の元となることをご存知ですか?受け皿や焼き網に残っている油や、油を含んでいる食べ物くずなどが、他の物を焼いたり温めたりしている時に発火するという可能性があります。トーストなどを焼いていて、パンは全く焼き目も付いていない段階なのに、なぜかトースターから焦げくさいニオイと煙が上がっているということがありませんか?煙ですんでいるからいいのですが、放置すれば、いつか使用中に発火する恐れがあります。
こういった発火の危険性を回避する為にも、オーブントースターはいつも清潔にすることをおすすめします。全てを取り外してお掃除できなくても、使用時にでた受け皿のくずをすてて、さっとキッチンペーパーなどで拭いておくというレベルのお掃除ぐらいなら、それほど面倒でもないのではないでしょうか。
調理器具ですから、清潔にしておいた方が、使う時も気持ちがいいですし、出来上がった料理も一段と美味しく感じられるはずです。使用後はお掃除することを心掛けていきましょう。