【事前に確認】帝王切開と自然分娩の平均的な費用と節約方法

妊娠がわかるともうすぐで赤ちゃんに会えるとわくわくする一方、分娩にはどれだけのお金を用意しておけば良いのか不安にも思いますよね。

出産費用は地域や赤ちゃんとお母さんの状況、出産する環境などによって大きく異なります。

それでも、一般的にどの程度のお金を用意しておけば安心なのか知りたいと思う人も多いはず。今回は出産のための費用の平均額節約方法をご紹介いたします。

事前に出産に必要な費用を確認しておくと経済面の不安を取り除いて出産に挑めますよ。

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出産にかかる費用

出産にかかる費用の内訳は分娩費、入院費、新生児管理保育料、その他の費用で構成されています。それぞれについて詳しく確認しましょう。

分娩費

分娩費は分娩そのもののためにかかります。分娩の介助や出産のために行われる手術の費用であり、分娩方法で費用が異なるほかに出産のタイミングでも分娩費は変わります。

一般的に人手が少ない土日や早朝、夜間は追加で費用が加算され、平日9時から17時の分娩に比べて約1割程度高い金額が請求されることが多いです。

また、分娩費は地域によっても差があり、都市部で出産した場合は地方で出産した場合と比較して高い傾向にあります。

入院費

入院費は分娩のために入院した際にかかります。

内訳は入院費と食事代であり、病院によって異なりますが、平均的には1泊およそ15,000円から30,000円。出産のために1週間入院した場合、105,000円から210,000円程度かかります。

なお、この金額は大部屋の場合です。個室を希望する場合は追加料金を支払う必要があり、平均的に1泊10,000円程度加算されます。

新生児管理保育料

新生児管理保育料は赤ちゃんの管理と保育にかかわる費用の合計です。主な内訳は検査や処置、ケアなど。

健康的な赤ちゃんが1週間程度入院した場合、新生児管理保育料はおよそ5万円です。

なお、赤ちゃんが医療を受ける必要がある場合はこのほかに健康保険が適応される医療費が加算されます。

その他の費用

出産の際は検査や処置、投薬を受ける機会が多いため、検査料処置料などその他の費用がかかることを覚えておくと安心です。

赤ちゃんが産まれた後は健診や赤ちゃんグッズの購入にもお金が必要ですよ。

 

【事前に確認】帝王切開と自然分娩の平均的な費用と節約方法

帝王切開での平均的な費用

赤ちゃんが大きかったり、出産に時間がかかったりする場合は自然分娩ではなく、帝王切開になります。帝王切開で出産した場合の費用について見ていきましょう。

32週以降の場合、帝王切開の費用は一律222,000円。帝王切開は医療行為であるため、健康保険が適応され、3割負担の人は155,400円を支払います。

手術代金に加えて必要であるのが術後用腹帯やケロイド防止のためのシリコンジェルシートなどで金額はおよそ5,000円から15,000円程度。また、自然分娩に比べて2倍ほど長く入院する必要があるため、入院費もかさみます。

ただし、帝王切開に伴う医療行為には保険が適応されるため、自己負担額は合計で40万円から100万円程度となり、自然分娩より安く済むこともあります。

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自然分娩での平均的な費用

妊娠・出産は病気ではないため、自然分娩の場合健康保険は適応されません。このため、病院によって自然分娩にかかる費用に差があります。

平均的に自然分娩にかかる費用の合計は40万円から75万円ほど。セレブ病院と呼ばれる所で出産すると合計金額が100万円を上ることもあります。

なお、現在は病院が出産育児一時金を受け取る制度が広がっています。このため、自然分娩にかかる費用の合計から42万円を引いた金額を用意しておけば良いことが多いです。

しかしながら、退院時は全額を支払い、後日自分で出産育児一時金を受け取らなければならない場合もあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

 

【事前に確認】帝王切開と自然分娩の平均的な費用と節約方法

出産費用を節約する方法

多いときは100万円以上にも及ぶ出産費用。赤ちゃんが産まれた後にかかるお金も考えたら何とかして節約したいですよね。

工夫次第で出産費用は節約できます。出産費用の節約方法を3つご紹介いたします。

出産場所

出産費用を節約したいときに考えたいのがどこで出産をするか

一般的に助産院や自宅出産すると費用が安く、自然分娩の場合、30万円から35万円程度で済むことも。

病院で出産する場合、出産費用が比較的安いのは大学病院か総合病院で合計35万円程度から、最も費用がかさむのは個人病院であり、合計40万円から100万円以上です。

ただし、助産院や自宅での出産にはリスクが伴います。赤ちゃんやお母さんの状態に危険があった場合、適切な処置を受けられない可能性も視野に入れて出産場所を選びましょう。

医療保険

自然分娩は対象ではありませんが、帝王切開で出産する場合は医療保険の対象となります。

保険内容によって給付額は異なるため、出産の予定がある人は事前に確認しておくと良いでしょう。

受診のタイミング

土日や早朝、深夜は費用が追加で加算されるため、状況が許す人は平日の朝やお昼に受診すると費用を節約できます。

しかしながら、赤ちゃんやお母さんの健康にかかわることであるため、陣痛や違和感があれば時間を気にせずに受診することをおすすめいたします。

 

【事前に確認】帝王切開と自然分娩の平均的な費用と節約方法

出産費用や補助金は事前に確認を

出産には高額な費用がかかります。

妊婦検診から分娩、新生児健診などに必要とされる費用を合計すると100万円を上回るため、日ごろの節約を頑張ってできる限りお金をためておくと安心でしょう。

無痛分娩和痛分娩をするとさらに費用がかかるため、希望の分娩方法がある人は事前に病院に聞いておいてくださいね。

なお、出産する場合は地方自治体などから補助金を受けられることも多いため、時間があるときに確認しておくと良いでしょう。

事前に必要な費用を把握して不安なく出産を迎えてくださいね。