その時々の旬な食べ物を食べるのは、心も体も嬉しいものです。特に、子どもにも旬な食べ物を味合わせてあげたいと思う人は多いでしょう。旬の食べ物は、その時期になるととても美味しく体にも良いことで知られています。
中でも、たけのこは春の旬な食べ物代表といっても過言ではないくらい、楽しみにしている人が多いです。しかし、年に一度だと調理法を忘れてしまうこともありますよね。
そこで今回は、自宅でできる美味しいたけのこの茹で方を詳しく解説いたします。
たけのこを茹でるのに必要なもの
道具
たけのこを茹でるのに必要なものはこちらです。
・包丁
・まな板
・たけのこが入るくらいの鍋
道具はこれだけで、おいしいたけのこを茹でることができます。料理経験があまりない人も、ほとんど失敗なく出来ますよ。
材料
たけのこは、あくを抜くために茹でて調理します。そのために必要な材料はこちらです。
・米ぬか
・赤唐辛子
基本の茹で方の場合は、このような材料になります。米ぬかが家にない、手に入らない、ということもあります。そういった時には、米ぬかの代わりに米や米のとぎ汁を使うことも可能です。
米ぬかは、たけのこのあくを取りながらも、旨味成分を助長させたけのこを柔らかくする効果があります。米やとぎ汁での代用も可能ですが、米ぬかの方が効果は高いです。
また、唐辛子は米ぬかのにおいを消し、殺菌作用があるためより美味しくたけのこを仕上げてくれる効果があります。
なぜたけのこはあく抜きが必要?
そもそも、なぜわざわざ茹でてあくを抜くのか疑問に思う人もいますよね。
たけのこに含まれるあくは、そのまま食べるとえぐ味や苦味を強く感じてしまいます。食べたときに思わず不快になってしまうくらいの、強いえぐ味です。
たけのこは、採ってすぐだとそこまでえぐ味を感じませんが、時間が経てばたつほどどんどん増していきます。採れたてのものを口にする、という機会はあまりありませんし、採れたてでも念のため茹でてあく抜きをする人が多いです。たけのこのあく抜きは、より美味しく食べるためのひと手間ということです。
たけのこの切り方
たけのこの切り方をご紹介いたします。
・たけのこを水でよく洗い、土を落とす。
・穂先を斜めに切り落とす。
・根本はかたい部分を切り落とす。
・皮にたて一本まっすぐに切り込みを入れる。
ポイントは、最後切り込みを入れる時に切り落とさないことです。たけのこの三分の一ほどに切り込みが入れば十分です。
包丁を使うのはこれだけですから、難しく思われがちですが意外とたけのこを茹でるのは簡単です。
たけのこの茹で方
たけのこの茹で方をご紹介いたします。なるべく簡単でわかりやすい分量のレシピを選びました。
・たけのこを鍋に入れ、たけのこ全体が浸るくらいの水を入れる。
・鍋に2分の1カップの米ぬかと、唐辛子1~2本を入れて混ぜ、強火で茹でる。
・沸騰したら弱火にし、落し蓋をする。
・2時間ほど茹でる。
・たけのこの根元に竹串を刺し、すっと通れば火を止める。
・鍋にいれたまま自然に冷まして、米ぬかを洗い流し皮を剥く。
ポイントは、たけのこが入っても高さに余裕がある鍋を使うと楽に茹でられます。また、落し蓋が家にないという人は、平たい皿をひっくり返して落し蓋代わりにすることもできます。
茹でている間は時々様子を見て、水かさが減っていたらたけのこが全て浸かるくらいまで水をたしてください。水を足さずにいると、たけのこの水に浸っている部分と浸っていない部分で、固さに差ができてしまいます。
こちらにわかりやすい動画があります。ぜひご覧ください。
茹で方は、実は簡単なのです。料理が苦手という人でも、割と失敗なくできますから、ぜひ挑戦してみてくださいね。