毛足の長い「ラグ」をキレイにお掃除するテクニックをご紹介中

歩くとフワフワとした毛足が柔らかくて気持ち良いのですが、毛足の長いラグはお手入れが難しいというのが欠点です。

せっかくのフワフワの毛足も、徐々になくなってペタンコになると、毛足の長いラグには欠点しか残らなくなってしまいます。

でも、正しいお手入れをしていれば、毛足の長いラグも長く使えるので、正しいお手入れ方法をご紹介します。

毛足の長いラグを処分してしまおうか?とお悩み中の方は、参考にしてください。

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毛足の長いラグが洗濯に不向きな理由

毛足の長いラグでも、洗濯できる素材のものがあります。いっそ洗濯機で丸洗いしてしまった方が一気にキレイになるので、洗濯してしまおうとお考えの方は、ちょっとストップしてください。

素材として洗濯することが可能だったとしても、毛足の長いラグは丸洗いしても毛の中に入り込んだ細かいゴミが取れる可能性は低いです。

洗濯機ではなく、浴室で洗濯するとなると、さらに大変です。濡れてしまったラグの毛はペタンとしていますから、そこからゴミを取り出すのは至難の業でしょう。

しかも、ぐっしょりと水分を含んでしまったラグは、脱水するのも大変です。脱水機に入らないと、乾かすのに何日もかかることがあります。

お天気の良い時に屋外に干しても、しっかり乾かすまでに2日~3日かかることも普通にありますから、考えちゃいますね。

しかも、一度濡れてしまうと、毛足を整えるのにブラッシングをしないといけませんし、折り目などがついてしまったら、それを戻すのも難しいテクニックが必要になります。

クリーニング店で洗濯すると、費用もかかるので、何度もクリーニングに出すのも負担が大きくなります。ラグを買う時に丸洗い可能なものを選んだとしても、毛足の長いタイプの洗濯はおすすめできません。

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毛足の長いラグが向かない環境

毛足の長いラグは、フローリングの冷たさを和らげるので、足元が冷えるのを防ぎたい時には良いのですが、ゴミ、ダ二、ホコリ、花粉、カビの胞子など、健康にも悪影響を与えるものが溜まるところになるリスクがあります。

徹底的に掃除をしたとしても、アレルギー体質の方、小さなお子さんがいる家庭には向かないです。ペットがいる家庭も、ペットの毛がラグの毛に絡みついてしまったり、オシッコやフンで汚すと簡単に洗濯できないのでおすすめできません。

フローリングの冷たさを防ぎたいとか、滑るのを防ぐためなら、毛足の長いラグではなく、掃除しやすいカーペットを使った方が良いでしょう。

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ホコリをキレイに取るには

毛足の長いラグは、ホコリや髪の毛などがすぐに毛の中に入り込んでしまうので、こまめな掃除は欠かせません。掃除機のかけ方を少し工夫すると、ハウスダストを取りやすくなるので、おすすめの掃除法でやってみてください。

食器洗いの時に使用するゴム手袋を使った掃除方法もご紹介します。

掃除機のかけ方

掃除機を使った掃除くらいなら、毎日きちんとやっていますけど!という方には今さらかも知れませんが、毛足の長いラグの掃除機のかけ方は、少しコツが必要です。

ラグの掃除には、掃除機を動かす速度がポイントです。目安としては、1平方メートルあたり20秒から30秒かけるようにします。そして、大きく掃除機のヘッドを動かすのではなく、少しずつずらしていくような感じで進ませます。

むやみに激しく掃除機を動かして疲れてしまっても、肝心のゴミが吸い込めていない可能性が高いので、ゆっくりと進ませるようにします。

そして、一方向ではなく、方向を変えて掃除するとよりゴミを取りやすくなります。十字に掃除機をかけるようにしてください。

掃除機のパワーの強弱を切り替えられるタイプなら、必ず「強」のモードで使うようにしましょう。

ゴム手袋を使った掃除法

掃除機をかけた後でも、ラグの毛に絡みついた毛やホコリが残っていることが気になる場合は、ゴム手袋を使って簡単に掃除してみましょう。

使い古しのゴム手袋でも十分使えるし、少しくらい穴が開いていても使えるので、キッチンで不要になったら掃除用にしましょう。

方法はゴム手袋をはめて、ラグの表面を擦ってごみを集めるだけです。粘着テープよりも広範囲を一気に掃除できるので、掃除機と合わせて行うとより効果的です。

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ふんわりを再現させるための方法

毛足の長いラグは、部分的にペタンコになりやすいところが出てきます。ムラになると見た目も悪いので、ペタンコになった部分は手早く復活させておきましょう。

復活させる方法は、ペタンコになった部分に水分を与えて、ドライヤーで乾かしながらブラシで毛を寝ている方向の反対に向けて解くだけです。

ラグを締めらせる時に、水よりもお湯の方が渇くのも早いので、少したっぷりと水分を拭くませたタオルをビニール袋に入れてレンジで温めるか、お湯を含ませてラグに水分を与えてください。

スチーム機能のあるアイロンを使って、スチームをあてても良いですが、あまり近付け過ぎないようにしてください。くれぐれも火傷しないように注意しながらやってくださいね。

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臭いやシミが気になる時は?

ラグの臭いが気になる場合は、重曹をラグの上に広げてから、新聞紙を湿らせてラグの上に広げてしばらく置きます。1時間くらい置いてから、掃除機で重曹を吸い取ります

これだけでもある程度の臭いは消せますが、頑固な臭いやシミなどは、重曹水を吹きかけて、ブラシで毛を叩いてから硬く絞った布でふき取り、ブラシをかけながらドライヤーで仕上げると良いですよ。