結婚してラブラブな新婚生活を送っていた夫婦であっても、年月が経つに従って徐々にときめきが薄れ、一緒に出掛けたり会話をする回数すら減ってしまったり、お互いに対する気遣いが足りなくなってしまったりすることもありますよね。でも、特に子供がいる場合は簡単に離婚してリセットとはいきませんし、何より愛し合って結婚したのですから、できれば喧嘩せずずっと仲良く暮らしていきたいですよね。
そんな女性のために、結婚当時のアツアツな関係を取り戻す「夫婦円満」のコツをお教えします。
夫婦仲が良いことは子供にも良い影響があるんですよ。夫婦仲が良く家族みんなが幸せな家庭を目指しましょう。
なぜ夫婦は不仲になってしまうのか
アツアツだったはずの夫婦が不仲になってしまう原因には、色々な理由が考えられます。
たとえば、夫が飲み歩いてばかりだとか、パチンコや競馬などのギャンブルにお金をつぎ込んでしまう、夫の態度が横暴であったり浮気をしたりといったものはかなり大きな理由になります。特に産後のママにとっては子育てに理解・強力が得られないこともストレスですし、子育ての方針について夫婦で意見が合わないと、やはり上手くいかなくなってしまいます。
また、家が散らかりっぱなしだったり、掃除がまったくできていない状態が続くと、夫が家で落ち着くことができずイライラしてしまい、夫婦仲の悪化にも繋がってしまいます。
そして、どの理由も子供の教育にはよくありません。子供を持つ母であれば、子供への影響はまず第一に考えなければいけませんよね。
子供が健全に育っていくためにも、夫婦が仲良く暮らしていくためにも、まず夫に「家が一番落ち着く」「家で過ごす時間、何より家族と過ごす時間が好き」と思ってもらえる環境づくりが大切です。
夫婦円満だと子供にどんな好影響が?
さて、先ほど挙げた夫婦が不仲になってしまう理由は、子供の教育に良くないことは想像できるかと思います。では逆に、夫婦円満だと子供にどのような良い影響があるのでしょうか。
まず、夫婦仲が悪くなっていると、その満たされない思いを無意識のうちに子供で代用しようとしてしまうことが少なくありません。その結果、子供に対する過干渉や依存が生まれ、子供の自立を妨げてしまうことになるのです。また、子供が結婚して家庭を持とうとしたときにも干渉してしまい、いつまでも子供とともに生きようとしてしまう方も少なくありません。
夫婦仲が良ければ、家庭の雰囲気も良くなるので子供が安心感を得ることができ、精神的にも安定します。また、子供に対する不必要な干渉がなくなり、子供も安心して自分の道を歩くことができるようになるため、スムーズに「子離れ」「親離れ」ができるようになります。子供の中に両親の姿が夫婦の在り方としてインプットされるので、将来結婚したときにも良い夫婦関係を築きやすくなります。
子供を育てるにあたっては、両親が揃っていることが一番と言われることもありますが、ただ両親が揃っているだけでは意味がありません。夫婦仲が良く、家庭環境に問題がなければ子供にも好影響を与えますが、そうでないのであれば逆に悪影響になってしまうんです。世の中にはシングルマザーなど、おひとりで子育てをしている方もたくさんいらっしゃいますが、たとえ一人であっても親や家庭の質が良ければ、子供には良い影響を与えることができます。
アツアツな関係を取り戻す夫婦円満のコツ
子供のためにも、そして自分や夫のためにも夫婦円満であることはとても重要です。では、円満な夫婦関係を取り戻すためにはどんなことができるのか、8つのコツをご紹介します。
1.相手を思いやる気持ちを持つ
結婚生活が長くなると、だんだん慣れてきて付き合いはじめの頃や新婚当初には持っていたはずの、相手を思いやる気持ちが薄れてしまいがちです。
ほんの小さなことでも構いませんから、相手を思いやる気持ちを持つこと、相手の立場に立って考えることを意識するようにしましょう。
2.感謝の気持ちを持つ
妻が家事や育児をすること、夫が外で仕事をすることが当たり前になり、感謝することを忘れてしまっていませんか?当たり前を当たり前と流してしまわず、常に感謝の気持ちを持つようにしましょう。
3.感謝の気持ちを伝える
どんなに感謝の気持ちを持っていたとしても、言葉にしなければその気持ちは伝わりません。
家事や育児を手伝ってくれたときや話を聞いてくれたとき、食器を下げてくれたときや切れたトイレットペーパーを変えてくれたときでも構いません。どんな些細なことに対しても、「ありがとう」ときちんと言葉にして伝える習慣を付けましょう。
4.些細な不満には目を瞑る
長く一緒に暮らしていると、だんだん相手の良いところより悪いところが目について気になってしまうものです。でも、些細な不満をいちいち指摘していると、相手が嫌な気分になるのはもちろん、自分自身も楽しい気分にはなれませんよね。
お互いに常に万全の状態というわけもなく、時には疲れていたり体調が悪い日もあるでしょう。そんなときに、普段できていることができていないと言われたり、文句を言われたりしたら余計にしんどくなってしまいます。
お互いにちょっとした不満には目を瞑り、良いところに目を向けた方が精神衛生上も良いですよ。
5.支え合いの精神を忘れない
長い人生何が起こるかわかりません。不景気の煽りで夫のお給料が減ったり、リストラに遭うこともあるかもしれませんし、妻が病気になって家事育児ができなくなってしまうこともあるかもしれません。そんなとき、「もっと稼いでくれたら」「お前が家事をしないせいで」と文句を言うのではなく、「今は仕方ないよ」「自分がフォローするから」と支え合うことができたら素敵ですよね。
その方が、余計なプレッシャーがなくなって上手く出世できたり、良い会社に再就職できたり、病気も早く回復するかもしれません。夫の代わりに妻が仕事に出たり、妻の代わりに夫が家事育児を引き受けても良いでしょう。
様々な変化や危機に遭ったとき、人任せにしたり文句を言うのではなく支え合って乗り越える精神を忘れないようにしてください。
6.落ち着ける環境づくり
「部屋の乱れは心の乱れ」とも言います。家に物が散乱していると気分まで散らかってしまって落ち着けません。掃除もしづらくなりますよね。不要なものは処分するようにして物を減らし、スッキリとキレイな家を保つようにしましょう。
とはいえ、子育てで手一杯の時期はなかなか片付けや掃除にまで手が回らないもの。そんなときに「散らかっている」「掃除しろ」と言われたりするとカチンと来ますが、そこはちょっと下手になって「助けて」と相手の手を借りましょう。そのあと思いっきり感謝して持ち上げておけば、相手もいい気分になって自分から片付けや掃除をしてくれるようになるかもしれませんよ。
7.いつまでも女性であることを忘れない
育児に追われていたり、長い年月を過ごすうちにマンネリ化してきたりして、お洒落から遠ざかっていませんか?いつでもバッチリフルメイクである必要はありませんが、きちんと肌のお手入れをして身だしなみに気を遣っているだけで、まったく印象が違いますよ。
髪が伸びっぱなしなら、思い切って子供を預けて美容院に行っちゃいましょう。子育てから解放されて良いストレス発散になりますし、夫も妻が綺麗な方が嬉しいものです。
8.いつも笑顔で
生きている以上、辛いことや苦しいことはあります。それでも、日々のちょっとした幸せを見つけて笑顔でいられる方は、それだけで魅力的に見えるものです。笑顔には人を元気にする力もありますので、特に家族と接するときは笑顔でいることを心掛けてみましょう。
夫婦仲を円満にする最初の一歩を踏み出そう
日々少しずつ不満やストレスが蓄積していくにつれ、「どっちが悪い」ということを考えてしまったり、喧嘩が増えてしまったりして、またストレスを抱える悪循環に陥ってしまいがたいです。でも、ちょっと見方や捉え方を変え、対応を変えるだけで、状況は良い方に向かっていくことも少なくありません。
「病めるときも健やかなるときも」支え合うと誓ったパートナーなのですから、相手に不満を感じたときも、ネガティブな気持ちを蓄積していくのではなく「どうしたら2人がもっと幸せになれるかな」と考えてみましょう。そして、お互いに支え合い、感謝し合える関係を蓄積していくのです。そのための第一歩を、自分から踏み出してみませんか?
もしかすると現在ちょっと夫婦仲が上手くいっていないな…という方にとっては、「何で私ばかり」と思われるかもしれませんが、現状を変えるためには、待っているのではなく自分から行動することが大切です。
まずは、ちょっとした気遣いや感謝を伝えることから始めてみませんか。