突然ですが、お住まいの床はフローリングですか?とれとも畳?クッションフロアやカーペットでしょうか?
お部屋によって違うかも知れませんね。自分好みの床を選べるチャンスがあればいいですが、それができないこともありますね。掃除がラクなフローリングが良かったけど、それができずにカーペットを敷いているという方は、かなり掃除に困っているケースが多いのです。
カーペットの掃除をラクにしるコツをご紹介しますので、毎日のお掃除の参考にしてください。
カーペットが嫌われるワケ
カーペットとフローリングでは、圧倒的にフローリングの方が人気が高くなっています。和室が少なくなっている現在の住宅事情では、フローリングのスペースが多くを占めるのが当たり前のような感じです。
カーペットが嫌われてしまう理由をあげてみましょう。
掃除がしにくい
カーペットには、ホコリ、髪の毛、ペットの毛などが付着すると、簡単には掃除できません。カーペットに絡みつくと、吸引力の強い掃除機でもなかなかキレイになりません。
粘着テープでコロコロと掃除するのもいいですが、広い面積をコロコロするのは大変です。掃除をするのが好きじゃないと、カーペットを好きになることもできないのかも知れませんね。
ダ二やカビの温床になる
テレビの通販番組などでよく見ることですが、カーペットの中がダ二の棲み処になることも嫌われる理由でしょう。ダ二はアレルギーの引き金になるので、アレルギー体質の人は、カーペットを避けたくなります。
そして気密性の高い住宅になり、室内のカビも怖いですね。カーペットはカビが繁殖しやすいので、そんなこともカーペットが嫌われる原因でしょう。
汚れが残ってしまう
お部屋の中で食事をしたり、飲み物を飲んだりするのは、日常には当たり前のことです。カーペットの上での飲食は絶対にNGとルールを決めない限り、食べこぼしなどの汚れを完璧に防ぐことは難しいでしょう。
サッと拭き取るだけでキレイになるフローリングとは違い、汚れを落とすのも大変ですし、汚れが残るとニオイを発したりするので、部屋の中の悪臭の原因にもなり兼ねません。
この他にも、家具の設置跡が残ってしまったりして、簡単に模様替えもできないなど、色々と嫌われる原因があります。しかし、防ダニ、防臭、防カビ、防水、防汚など、カーペットの欠点をカバーする加工がされているものもあるので、すべてのカーペットが嫌われる理由に当てはまるわけではありません。
フローリングよりもカーペットが良いらしい…
カーペットよりもフローリングの方が人気が高いのは、カーペットよりも掃除が簡単だということが一番の理由です。確かに髪の毛やホコリも簡単に掃除できますし、ダ二やカビが増えることも心配しなくても済むでしょう。
でも、フローリングにも欠点があります。例えば、足元が冷えやすいとか、傷つくと簡単に張り替えできないとか。
フローリングがパーフェクトではない理由として、カーペットの方が優れている点を確認してみましょう。
足音が響きにくい
集合住宅の場合はもちろんですが、戸建でも、生活音の中で足音はかなり気になるものです。カーペットがあるだけで、かなり足音など生活音を吸収してくれるので、とくに小さなお子さんがいる家庭などでは、カーペットの方がメリットがあります。
滑りにくく、転んでもケガをしにくいのもカーペットの優れているところです。
部屋の空気がキレイ
フローリングはホコリなどを簡単に掃除できますが、その反面でホコリが巻き上がりやすいのです。ホコリは空気中に浮遊しますが、フローリングの部屋は歩くたびにホコリが舞い上がるので、空気中に浮遊しやすいのです。
ハウスダストは、肉眼で見えないくらいの微粒子もあります。例えば0.001㎜のハウスダストが空気中に舞い上がると、全くの無風状態でも、何時間もかけて床に落ちます。1メートル下りるのに9時間もかかるのですよ。
それが人が動き回る環境なら、ほとんど空気中に浮遊したままになるわけです。
フローリングの部屋には、空気清浄機を設置するなど、ホコリ対策をしないと、カーペットの部屋よりも空気が汚れていることがあるのです。
経済的な問題
フローリングは、定期的な手入れが必要です。汚れが付きにくくするためにワックスを使ったり、細かい傷を補修したりするのに業者に依頼すると、出費が大きくなります。冷えるので、暖房費が高くなることも問題ですね。
カーペットでは、家具の設置跡が気になりますが、フローリングは日焼けで変色することもありますので、フローリングでも注意が必要です。
フローリングとカーペットは、どちらにもメリットとデメリットがありますので、家族構成や生活スタイルで使い分けられるのが理想的なのではないでしょうか。
カーペットのホコリを取り除く楽チンワザ
カーペットの掃除をラクにする方法をご紹介します。
1.ゴム手袋でなでる
ゴムで表面をなでるだけで、ホコリや髪の毛を集めることができます。
2.ナイロンたわしで擦る
洗剤を使わないで食器洗いや掃除ができるネットタイプのスポンジやたわしでブラッシングする。
3.粘着テープを使う
コロコロでも梱包用のガムテープでも、気が付いた時にサッと掃除できます。
4.ハンディ掃除機
いつでも掃除できるようにお部屋の隅に置いておけるスティックタイプやハンディクリーナーはやっぱり便利です。
5.手動クリーナー
電力を使わずに、ローラーで掃除するクリーナーなら夜遅くても音を気にせずに掃除できます。
6.防水スプレー
カーペットを購入した時に防水加工されていても、時々スプレーすると長持ちします。
7.重曹を使う
カーペットに重曹をまき、少し時間をおいてから掃除機をかけると、カーペットのニオイを取ることができます。
気になるシミや臭いも取り除こう!
ペットを飼っているご家庭では、どうしてもニオイやシミが気になります。ニオイは重曹を使えば対策できますが、シミは手ごわいですね。
そんな時は歯磨き粉を古い歯ブラシに少量つけて、シミの部分を細かく叩きます。擦らないように注意して、上からポンポンとして、最後に乾いた布で叩きます。シミが古くなる前に、早めに掃除することがポイントですよ。