女性にとって大事な時期であるのが「妊娠」ですね。これから会える赤ちゃんとのご対面にドキドキする反面、不安になることもたくさんあります。とくに、陣痛が始まる時期は、焦ることのないようにしっかりと出産の準備をしていけるように心がけましょう。
まずは前駆陣痛と本陣痛を見極めよう!
陣痛には前駆陣痛と本陣痛があるのはご存知ですか?この二つの違いはどのようなものなのでしょうか。しっかりを見分けをつくようにすれば、安心ですね。
前駆陣痛とは?
前駆陣痛(ぜんくじんつう)は不規則に子宮が収縮することで、生前に起こります。本陣痛と違うところは、痛みの強さ、痛みがくる間隔が決まっていないことです。また、お腹に張っている感じがすることもあります。本陣痛がやってくる時期の前に症状が出るため、生まれてくる前の合図である「本陣痛」とは別物と考えられています。
本陣痛とは?
本陣痛とは、出産寸前の合図で、前駆陣痛とは違い、痛みの強度、痛みがくる間隔が比較的、安定してきます。痛みの強さが安定とはいえ、出産寸前の痛みなので前駆陣痛とは違い、強い痛みがきます。
陣痛の始まりを告げる10の症状と注意点
本陣痛が始まりを告げる症状があります。その症状を把握することで、お産に向けての心の準備ができますね。
1.産徴(さんちょう)がでてくる
産徴(さんちょう)とは「おしるし」とも呼ばれているもので赤ちゃんが出る準備に伴い、子宮の出口だんだん開いてくるようになります。その部分に赤ちゃんを包みこむ羊水が卵膜というものがあります。それと子宮壁との間にズレが生じ、少量の出血を伴うことをいいます。
この産徴が表れると、あまり激しい運動などはせず、普段の生活である、家事や買い物などをしても構いません。焦らないことがポイントです。しかし、出血する量が多かったり、しばらく経っても止まらない場合は、かかりつけの病院で受診するようにしましょう。
2.腰痛
個人差はありますが、腰痛を伴うことがあります。腰のだるみを感じたり、重かったりと、腰痛の感じ方も人それぞれです。そんなときは腰を暖めてあげるのが楽になります。
3.胎動の回数が減る
こちらも個人差がありますが、出産が近づくとともに赤ちゃんは出る準備として頭の位置が骨盤の部分に下がってくるため、安定してきます。そのため、胎動の回数は減ります。しかし、注意点として、胎動が全く無い状態では、胎盤剥離か子宮破裂であるケースも考えられるので要注意です。
4.お腹に張りを感じる
前駆陣痛の特徴として、お腹の張りを感じると記載しましたが、陣痛の始まりを告げる症状の一つとしてもお腹の張りを感じることがあります。前駆陣痛の際にくるお腹の張りと少し違うのは、お腹が張る間隔が狭いということです。このお腹の張りを感じてから、産徴がでてくる場合があるので、出血しても大丈夫な環境の準備が必要です。
5.むくみ
妊婦さんの悩みのひとつとして「むくみ」がひどくなります。赤ちゃんがいる上半身の負担を下半身にかかってくるため、下半身のむくみが症状としてでてきます。むくみ防止として、カリウムが多く含まれた野菜やフルーツを摂取することを心がけ、塩分の多い食事は控えましょう。
6.吐き気
陣痛が続くことにより、痛みに耐えて睡眠不足や疲労がたまってくることから吐き気が伴います。精神的ストレスなので、陣痛が始まる時期はリラックスできるように準備しておきましょう。。
7.赤ちゃんがいるお腹のふくらみの位置が下のほうへ
陣痛がくるころは、出産が近いということなので赤ちゃんも出る準備として下に下がってきます。そのため、お腹のふくらみの位置が下がってきます。しかし、こちらも個人差があるため、下がらない場合でも焦らないよう、安心して出産の準備を行いましょう。
8.足の付け根が痛くなる
こちらも、陣痛がくるころは、出産が近いということなので赤ちゃんも出る準備として下に下がってきます。赤ちゃんの頭の位置がだいたい骨盤あたりになるため、足の付け根が痛くなります。陣痛以外の身体の痛みにたいして、不安になりがちですが、こちらも赤ちゃんが出てくる準備のサインなので安心してください。
9.下痢
便秘や下痢になりやすいと、個人差がありますが、出産が近くなると、腸の作用を弱めるホルモンの分泌が減ることが原因といわれています。
10.便秘
こちらも個人差ではありますが、赤ちゃんの位置が下へ下がってくることから、腸や膀胱が圧迫されることが原因で便秘になりやすいです。
陣痛が始まったらすべきこと
陣痛が始まれば、焦らずにかかりつけの病院に連絡し、症状など報告しそのまま待機すべきか病院に行くかを聞きましょう。また家族にも連絡をいれておきます。楽になれる体勢になったり、出産に備えてアクセサリーを外しておきましょう。そして入院の準備にとりかかりましょう。余裕があればシャワーを浴びて清潔な身体にして出産の準備をしましょう。また、いつ入院となってもいいように、戸締りや火の元のチェックを忘れずにしましょう。