妊娠したことをつわりの症状がでて気づく方が多いです。その時点では初期段階なのですが、それよりも前の「超初期」というのがあるのを知っていますか?妊活をされている方はご存知ですよね。

超初期症状というのはいつ頃から現れ、どういった症状なのかをご紹介いたします。妊娠の可能性がある場合はまずどうすればいいのか、ということも併せてご紹介いたします。


妊娠超初期症状はいつ現れる?

妊娠初期といえば2〜3ヶ月頃ですが、それよりも前の妊娠0〜4週目までを超初期とよんでいます。最終月経開始日が妊娠0週0日とカウントするので、排卵前の妊娠2週目ごろまではまだ妊娠はしていません。

この時期の症状が現れるのは、受精し着床してから生理開始予定日までの間です。妊娠週数で表すと3〜4週目ということです。妊娠検査薬で判定できるのは、次回妊娠開始予定日の一週間後からになるので、検査薬で調べる前の段階ですでに症状があらわれるということになります。

症状が現れ始める3週目は、受精卵が子宮内膜にしっかりと埋まって着床する時期です。母体が妊娠しそれに合わせて体が様々な変化をしていく始まりの段階なのです。

最近は妊活をされている方も多いので、妊娠超初期の段階で何らかの症状に気づく方も増えています。ただ、妊娠しているのか生理前なのかを見分けるのが非常に難しいので、安易に「妊娠した」と思い込まないようにしてください。

超初期症状のチェックリスト

出血

生理開始にしては早いなという時期や生理開始予定日のちょっとした出血は「着床出血」のことも。すべての妊婦さんが経験するものではありませんが、着床出血に気づいて妊娠がわかったという方は少なくありません。

おりもの

おりものの量や色やにおいなどは、女性ホルモンのバランスで変化します。妊娠超初期という時期には女性ホルモンのバランスも変わり始めるので、いつもと違った感じのおりものが出る場合があります。

下腹部痛

腹痛の場合もありますが、これは「着床痛」と呼ばれているものになります。チクチクとした痛みを感じる方が多いです。女性ホルモンのバランスが変わることで傷みが生じることがあります。ただ生理前にも下腹部痛などは起こりますので、妊娠している時に現れるものなのか区別するのはちょっと難しいです。

眠くなる

妊娠すると眠くなるというのはよく聞きますよね。しっかり睡眠はとっているはずなのに、日中もすごく眠くなるということがあります。これは妊娠によってプロゲステロンというホルモンが増えていることが影響しているからです。

風邪の症状

鼻水や鼻づまり、くしゃみ、喉の痛みなど、普通に風邪のような症状が出る方がいます。妊娠すると高温期が続くので微熱状態が続いて体もだるくなります。まさに風邪と思ってしまいますよね。

妊娠すると免疫力が低下するので、風邪などもひきやすくなります。ただ妊活中の方や妊娠の可能性があることがわかっているなら、安易に薬を飲まないようにしてください。また、医師の診察を受ける場合は、妊娠の可能性があるということをしっかり伝えるのを忘れないようにしましょう。

倦怠感

体のだるさや気力がでない、とにかく何もやる気になれないなどといった状態になります。これは身体からの休みなさいというサインですので、無理は禁物です。

精神的に不安定になる

イライラしたり不安になったり、ちょっとしたことですごく落ち込んでしまったり、とにかく精神的に不安定な状態になりやすくなります。

お腹が張る

先にもあげているチクチクとした痛みと併せて、お腹(下腹部)の張りを感じるということが起こります。

頭痛や肩こり

妊娠するとホルモンバランスに変化が生じるので、それに伴って頭痛や肩こりに悩まされることもあります。

吐き気

これはつわりの症状です。超初期の段階でこの吐き気を感じる方も多くいらっしゃいます。吐き気で妊娠を疑うという方も少なくありません。

貧血の症状

妊娠すると貧血になりやすくなるため、超初期の段階から、めまいやたちくらみといった症状が出る方もいます。

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妊娠の可能性がある場合は?

先にご紹介した妊娠超初期症状に気づいた場合、その時点では検査薬を使っても判定は難しいです。次回生理開始予定日の1週間後から判定可能ですので、それまで待ってから検査薬を使用してまずは確認してみて下さい。

それまでのわずかな期間は、とにかく無理をせず疲れているなら休む。眠いなら寝る。身体が要求するままそれに従うことをおすすめします。また、飲酒やたばこは控えるようにしてください。

飲んでいるお薬などがあればすぐに医師に相談してください。風邪症状がでているからといって安易に市販の風邪薬を飲むのはNGです。胎児に影響をおよぼしてしまうものもあります。医師の診察を受ける際やお薬を処方してもらう時には、必ず妊娠の可能性があるといことを事前に伝えておくことを忘れないでください。

超初期段階で産婦人科を受診してもいいのですが、妊娠5週目以降に心拍を確認できて初めて妊娠という診断がなされます。

妊娠4週目ごろから赤ちゃんを包む胎嚢が見えますがその時点ではまだ妊娠しているという診断はされません。また人によっては妊娠4週目ではまだ何も見えないこともあり、少し日数をおいてから再度病院に足を運ばないといけなくなります。

妊娠の可能性があることを自覚していても、病院に行くのは妊娠5週目からにするのがいいでしょう。病院に行くまでの間にお腹に何らかの違和感や異変を感じたら早めに受診するようにしてください。

症状がないこともあるの?

この時期の段階では、妊娠の兆候に気づく方もいますが、気づかない方もたくさんいらっしゃいます。妊活をしていたり、妊娠する確率が高いと自覚しているなら、いつも以上に体の変化に目を向けるようにしてください。

生理前の症状に似ているものが多いので、妊娠していることに気づかずに過ごしてしまうという方も多いです。生理が遅れ、検査薬で初めてわかるというケースもあります。

今回ご紹介した症状がないからといって、胎児に異変が起こっているというわけではありません。先に書かせていただいている症状がない、気づかない、といったこともあります。あまり神経質にならないようにしてくださいね。