たけのこのあく抜きのやり方

たけのこが出回り始めるとごはんのメニューを考えるのが楽しくなりますよね。たけのこご飯、たけのこの土佐煮、青椒肉絲、考えるだけでお腹が減ってしまうおいしいメニューばかりです。

しかし、いざスーパーなどで生のたけのこを目の前にすると

「あく抜きが面倒」
「下処理に時間がかかるし…」

などと感じてしまい、ついつい水煮に手が伸びてしまう女性もいるのではないでしょうか。

でもせっかくなら旬のたけのこを美味しくいただきたいもの。しかもあく抜きは意外に簡単です。

そこでたけのこのあく抜きのやり方についてご紹介いたします。たけのこ料理を作るときには役立つ知識ですので是非ご覧ください。

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たけのこについて知ろう

旬・種類・名前の由来とは?

「たけのこ」は竹の若い芽の部分の総称です。3月~5月頃の春が旬で、食用のたけのこは孟宗竹(もうそうちく)や真竹(またけ)など10種類以上あります。

たけのこは漢字で「筍」と書きます。それは一旬(約10日間)で「竹」まで生長することが由来とされています。

たけのこの栄養と効能とは?

実はたけのこは人の体にとっていい働きをしてくれる優れものです。

高血圧予防

たけのこはカリウムを豊富に含んでいます。カリウムには体内の余分な塩分(ナトリウム)を排出する働きがあり血圧を下げる効果があります。

またこの効果によりむくみ解消にも良いとされています。

便秘予防

腸が伸びたり縮んだりを繰り返し便を肛門へと運ぶ運動をぜん動運動といいます。たけのこはその運動を促す不溶性食物繊維を豊富に含んでいるため、便秘予防に良いとされています。

疲労回復効果

グルタミン酸・チロシン・アスパラギン酸などの旨味成分でもあるアミノ酸が含まれています。疲れをとる働きもあります。

たけのこのあく抜きのやり方

たけのこの「アク」って何?

アクは食材に含まれるえぐ味や苦味といった不快・不要な成分のことを指します。たけのこでいうとえぐみの正体は「シュウ酸」と呼ばれる成分です。

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あく抜きのやり方

たけのこは新鮮なうちにあく抜きしましょう。掘り出された後は時間が経つに連れてどんどんアクが強くなってしまうからです。

たけのこのあく抜きのやり方についてご紹介いたします。

基本のあく抜き

基本的に使用する材料は米ぬかと鷹の爪です。米ぬかはあくをとり、鷹の爪はえぐみを抑える効果があるとされています。

たけのこの下処理は皮つきのまま先端の部分を斜めに3センチほど切り落とします。なぜなら先端の部分は最もあくが強いからです。そして皮に縦1本切り込みを入れておきます。

米ぬかを使用しない方法もある

米ぬかの他にも重曹や生米や大根おろしを代用してあくを抜く方法があります。自身に合った方法を試してみてくださいね。

重曹を使ったやり方

重曹を使用する際にはアクが抜けすぎてたけのこの風味まで失われる場合があるので茹でる時に注意が必要です。

生米と圧力鍋を使ったやり方

生米と圧力鍋があれば短時間であく抜きができます。

大根おろしを使ったやり方

大根おろしを使うと長時間茹でないので旨味と風味が失われにくいと言われています。

たけのこは自宅であく抜きしよう

たけのこのあく抜きを覚えたら、水煮を買うよりもっとリーズナブルにお家でたけのこ料理を作ることができます。

水につけておけば1週間程度冷蔵庫で保存も効くのでおすすめです。