周囲のお友達と比較して「うちの子は落ち着きがない?」と思ったことはありませんか?落ち着きがないとどこかに異常があるのではないかと心配になってしまいますよね。子供が落ち着かない原因を知れば対処することができますね。
子供が落ち着かない原因は?
子供は元気に走り回りますが、あまりにも落ち着きがないと発達障害などの病気が隠れているのではないかと不安になってしまいますね。その子の性格もありますが、稀に病気があって落ち着きのない行動に出てしまうことがあります。
特に周囲のお友達と遊んでいる時や集団生活をしている時に他の子は落ち着いているのに、うちの子は良く走りまわって落ち着きがないと感じたことはありませんか?どのような原因が考えれるのでしょうか?
1.好奇心旺盛
子供はいろいろなことに興味を示し、あちこち動きまわったりするものです。目についた物に触って確かめたい、あれもこれもしたいと好奇心が旺盛なだけで落ち着きがないと思われてしまうことがあります。
好奇心が旺盛なだけであれば年齢が高くなるにつれ落ち着いてきますよ。
2.自己主張が強い
自己主張が出る年齢になると声を荒げたり、激しく動くなど周囲から見て落ち着きのない子供と見られてしまうことがあります。
自分を出すことは成長するうえで大切なことなので、叱りつけたりしないようにしましょう。
3.親の愛情不足
家庭が円満でなく、愛情が不足していると子供は落ち着きを失いやすくなります。大きな声を出すことや落ち着きなく走りまわったりする動作は、親に注目してほしいとのサインでもあります。
このような行動が周りから見て落ち着きがないと思われてしまうことがあるのですよ。
4.ストレス
子供にもストレスはかかるものです。大人と違って子供はストレスに対して上手に対処することができないのです。突然、大きな声を出したり、爪を噛むような仕草はストレスが溜まっていることがあります。
5.環境が整っていない
テレビをつけっ放しで遊ばせたり、部屋が散らかっているといろいろな場所に目移りして集中して遊ぶことができなくなってしまいますよね。またおもちゃなどの片づけをママがしてしまうということはありませんか?「お片づけしてね」と何度も言うよりママが片づけてしまった方が早いこともありますよね。
お片づけは、おもちゃの種類ごとに箱の中にいれたり、集中力が必要な行動でもあります。小さい頃にお片づけができていないと落ち着きのない子供に成長してしまうことがあります。
絵本などは子供の発育に大切なことですが、小さい時に絵本を読んであげた子供は集中力があり、落ち着きのある子供に成長するものです。
6.発達障害
ADHDなど多動性障害など発達に問題があり落ち着きがないということがあります。幼稚園などに通うようになると集団生活を送りますが、他のお友達と比べて落ち着かない様子だと発達障害のこともあります。
園の先生や乳幼児定期検診などで疑いがあると言われることもあるので、心配な時は小児科医や小児神経専門医などで相談しましょう。
子供が落ち着かない時の対処法
落ち着かないのは、家庭に原因があったり愛情や性格などが原因である場合があります。子供が落ち着かいないと病気があるのではないかと心配になったりしますね。どのように対処すれば良いのでしょうか?
ストレスを与えない
最初から話しても分かってくれないと諦めるのではなく、分かるまでに時間を要すると思って気長に待ってあげましょう。
一方的に叱ると、どんどん落ち込んだり、孤立してしまうことがあるので、ストレスを与えない話し方を心がけるようにすると良いですね。感情的にならず、笑顔で話すようにしましょう。
分かりやすく話してあげる
落ち着きのない子供と接する時は、長々とした文章は避けて短くポイントをつかんで話すようにしましょう。絵などで説明してあげると分かりやすくて良いですね。
話をする時は、ゆっくりと落ち着いた口調で声を荒げることなく話すようにしましょう。
ほめてあげる
子供は落ち着きがないことに対して叱られたりすることが多く精神的に不安定になっていることがあります。その子の良さを発見して良い部分を褒めて長所を伸ばしてあげると良いですね。褒めることで落ち着くことがありますよ。
環境を整える
部屋が散らかっているなら、子供と一緒に部屋の片づけをして整理整頓された部屋を目指しましょう。おもちゃなどで遊んだ後は必ず片づけを習慣づけてくださいね。
そして、何かで遊んでいる時はテレビの電源を消すようにしてくださいね。
遊ぶおもちゃを選ぶ
積み木やブロックなど集中して遊べるおもちゃや想像力を育てるおもちゃで遊ばせると良いですね。知育系のおもちゃを選んで遊ばせるようにすると落ち着くようになるでしょう。
こんな時は発達障害を疑って!
小さな子供は落ち着きなく遊ぶことがありますが、周囲の友達と比べて自分の子供は異常に落ち着きがないと思った時は、発達障害を疑ってみましょう。親が気づく場合もありますが、幼稚園などの集団生活を通して行動がほかの子供と違うと言われることもあります。
発達障害があるとコミュニケーションが苦手なため目を合わせることができなかったり、会話が成り立たないなどの状態が見られることがあります。
そのほか、落ち着かないため部屋をウロウロしたり、食事中も途中で席を立って遊んでしまうなどもあります。この様な症状が見られたときは発達障害を疑い専門医に相談するようにしましょう。
まとめ
子供の成長や発達には個人差があるのでうちの子は落ち着きがないと深く悩まないようにしましょう。落ち着きがないのは単に性格だったり、好奇心旺盛でいろいろなことに興味を示していることもあります。
幼少の頃は落ち着きがなくても年齢が高くなるにつれ、落ち着くこともありますよ。