妊婦さんの安定期はどれくらい期間?できる事と注意点

 

妊娠が分かった頃からつわりが出てきたり、
風邪をひいても薬が飲めなかったり、何かと心配事の多い妊娠初期。

早く安定期になって妊婦ライフを楽しみたいという人も多いですよね。

芸能人の妊娠報告でも、安定期に入るのを待ってから
報告されるケースが多いですよね。

今回はそんな待ち遠しい安定期についてまとめてみました。

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安定期の判断基準

妊娠中の安定期には、実は個人差があります。

一般的には、妊娠16週~28週、妊娠5ヶ月~7ヶ月のことを指します。

妊娠初期の辛いつわりなどの症状が
治まって体調が安定してきた頃を安定期としていますから、
個人差が出てしまうわけです。

妊娠16週に入ったから誰でも安定期ではないということです。

妊婦さんの中には、出産までつわりが続く人もいます。

妊婦さんの20%くらいの人は、安定期がありません。

安定期がなく、ずっと辛い症状が続くのは大変ですが
産婦人科医と連携しながら乗り越えましょう。

妊婦さんの腰痛改善にはこの方法がおすすめです

 

安定期にできる事

つわりなどの辛い症状が落ち着いてきたら安定期に入ったという合図です。

安定期に入ると流産のリスクは減ります。

眠気や倦怠感なども治まりますから妊娠生活を1番楽しめる時期なんですよ。

この時期にできることはたくさんあります。

例えばマタニティヨガやマタニティスイミング、ウォーキングです。

妊娠中はあまり動いてはいけないと思い込んでいる人もいるようですが、
安産のためにはなるべく体を動かしたほうが良いんですよ。

安定期に体を動かすことで、出産に必要な体力作りをする事ができます。

また、妊娠後期になると難しくなる旅行もおすすめですよ。

妊娠後期の旅行は、突然の陣痛など急な体調の変化が
心配で楽しむことが難しくなります。

旅行先で早産の兆候が出たりすると妊婦さんももちろん大変ですが、
ホテルや旅館などの宿泊施設にも迷惑が。

自分の出産したい産婦人科で出産できなくなるリスクがあります。

また出産後しばらくはなかなか旅行を楽しむ余裕はありませんから
安定期のうちに楽しんできましょう。

安定期は動ける時期ですから、
この時期に出産用品を揃えておくというのもおすすめですよ。

可愛いベビー服やチャイルドシート、
ベビーカー、ベビーベッド、沐浴セットなど
必要なものを買い揃えましょう。

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安定期に注意したい症状

安定期に入り流産のリスクは下がっていても
他にも気をつけなければならない症状があります。

それが切迫流産、早産、妊娠高血圧症候群です。

切迫早産とは、早産しそうになる状態です。
頻繁な子宮の収縮や子宮口の開きなどで
赤ちゃんがまさに出てこようとしている状態のことです。

破水してしまう場合もあります。

切迫早産の症状は、
下腹部痛や不正出血、お腹が張り、腰痛、破水などです。

症状を感じたらすぐに受診しましょう。

早産とは妊娠22週~37週未満に出産することです。

早く生まれてしまうと障害が残ってしまう場合もあります。

早産の症状は切迫早産の症状と同じです。

ただし早産の場合は健診で症状が発見されることも多いです。

妊娠高血圧症候群とは、
妊娠20週以降に高血圧や高血圧にプラスして
尿蛋白が出てしまうというもので、以前は妊娠中毒症と呼ばれていました。

なりやすいのは肥満の人、高齢初産、糖尿病、ストレスの多い人などです。

これらの診断を受けた場合は、
赤ちゃんのためにもお母さんのためにも産婦人科医の指示に従いましょう。

妊婦さんの安定期はどれくらい期間?できる事と注意点

 

安定期に注意しなければならない事

安定期は体調も安定して動ける時期ですが、
妊娠している以上は日常生活でも
気をつけなければならないことがありますよ。

食べ過ぎ

つわりの時期は匂いに敏感になりますから
今まで好きだったものが急にダメになったり
ほとんど食べなかったという人もいます。

その反動もあって、ついつい食べ過ぎてしまうんですよね。

昔は、赤ちゃんの分と合わせて
2人分しっかり食べないといけないと言われていましたが、
現在ではそれはNGとされています。

多くの産婦人科では、妊婦さんの体重制限をしています。

産婦人科医によって指導方法も違いますが
妊娠前の体重から10kgを超えないように指導されるところが多いです。

赤ちゃんの体重と羊水や胎盤など、合計しても5~6kgほどです。

ですからそれ以上はお母さんのぜい肉となっているわけです。

しっかり体重管理をしましょう。

転倒

だんだんとお腹が出てきますから足元が見えづらくなってきます。

うっかりつまづいて転んでしまうとお腹の赤ちゃんに影響があることも。

そうならないためにはローヒールのかかとの安定した靴を選び、
なるべく注意しながら歩きましょう。

便秘

安定期に入るとだんだんと子宮が大きくなってきます。

子宮が大きくなると、内蔵が圧迫されることによって
便秘になってしまいます。

妊娠前から便秘に悩んでいる人はさらに便秘に悩むことになります。

安定期には意識して水分摂取や食物繊維の多い食事を摂りましょう。

腰痛

お腹が大きくなることが原因で
腰痛になってしまう妊婦さんも多くいます。

できる範囲で体を動かす方が良いので、
ストレッチなどを積極的に取り入れましょう。

妊婦さんの安定期はどれくらい期間?できる事と注意点

 

無理は禁物

安定期に入ると、
妊娠初期の辛さが嘘のように体調が楽になってきます。

動けるからといってあまり無理はせずに
生活をする事が大切ですよ。

妊娠生活は不安なことが多いものです。

産婦人科での健診ですが、
安定期に入ると期間が開いてしまいます。

少しでも心配に思うことがあれば、
次の健診を待たずに産婦人科医に相談しましょう。