お風呂はカビがすぐに生える所で、こまめに掃除していてもカビを発見してしまうという経験をお持ちの方が多いのではないですか?カビをみつけたら、市販のカビ取り剤を使って掃除するのが一般的ですが、最近は家にあるものなどで汚れを落とす方法が人気を集めています。
まずはお風呂にカビが入る原因を知る所から始めましょう。自宅にあるものでお掃除に使えるものといえば、酢や重曹です。これらを使ってお風呂のカビの落とし方をご紹介いたします。また、予防する方法なども併せてご紹介いたします。
お風呂にカビが生える原因は?
お風呂を毎日きちんと掃除しているのに、カビが生えてしまう原因は5つありますので、それぞれの詳細をご紹介いたします。
1.温度
お風呂場はもともと温度も高めです。カビが生えて繁殖しやすい温度は20~30度ですが、25度が最もカビが繁殖しやすい温度になっています。お風呂の湯船にお湯をはるだけでもお風呂場内の温度は上昇し、カビが発生しやすい状況になります。
2.湿度
お風呂場の湿度80~100%でカビが発生します。お風呂場の湿度は高くなってしまいがちですので、カビが発生しやすい状況が続くと思っておきましょう。
3.栄養
お風呂場にある体をあらった時にでる石鹸カス・人の垢などは、カビの栄養となり、繁殖の元になっています。
4.酸素
カビが生息するのには、酸素(空気)が必要です。
5.天井のカビ
お風呂の掃除をする時に、毎回天井を掃除する人は少ないようです。ですが、この天井にこそカビの原因菌がたくさんついているのです。どんなに頑張ってお風呂のカビとりをしても、天井から常にカビの胞子が降り注いでいるので、結局すぐにいろんな所にカビが発生してしまいます。
酢と重曹を使ってお風呂のカビを落とす方法
今、お酢や重曹を使って、お家のいろんな所を掃除するのがブームになっています。お風呂場もこの2つを使ってカビを落とすことができるので、やり方をご紹介いたします。
1.100均などに売っているスプレーボトルに、酢1、水4の割合の物をいれて、しっかりとふりまぜておきます。
2.黒カビ部分に「1」で作ったスプレーをふりかけ1~2時間程度放置します。
3.放置後、スプレーした部分を歯ブラシでこすります。パッキン部分をこする時はあまり強くこするとパッキンを傷めてしまうので、力を入れ過ぎないようにしてください。この段階でほとんどの黒カビを取り除くことができます。とれない場合は次の工程にすすんでください。
4.落ちないカビには、重曹をふりかけ、さらに「1」で作った酢と水のスプレーを上からかけて1時間程おいておきます。
※この時、炭酸の泡のようなものが発生しますが、人体に影響はありません。
5.歯ブラシでカビ部分をこすりおとします。
カビを予防することも大切!
お風呂のカビは、発生してしまってから落とすのはかなりの重労働です。そこで、カビを発生させいなための予防策をとることも重要になってきます。
入浴後は熱いお湯とお水シャワーをかける
入浴後に45度に設定した熱いお湯シャワーをお風呂場全体にかけて、石鹸カスや垢などを落としていきます。気になる部はこすってください。その後、お風呂場全体にお水シャワーをかけることで、お風呂場の温度を一気に下げることができてカビができやすい状態になるのを防ぎましょう。
水分を拭き取る
お水シャワーをかけたあと、お風呂場の水分をふきとります。よく、換気扇をまわせば大丈夫と思っている方がいますが、それだけでは予防にはなりません。お風呂場の水分をすみずみまでしっかりと拭き取った上で換気することで、予防効果がアップします。このとき、天井もしっかりと拭くことを忘れないようにしてください。
換気する
お風呂場に窓があるなら、窓を開けてください。窓がないなら、風呂場の戸をしっかりと締めてから換気扇をまわして、お風呂場の湿気を飛ばしてしまいましょう。
※お風呂場の換気は時間をかけてしっかりと行ってください。
換気扇の掃除をする
お風呂場の換気扇の掃除も怠りがちなご家庭が多いようす。換気扇をまわしているのに、あんまり換気ができてないというのは、換気扇がほこりや汚れでつまってしまってうまく換気できていないからです。定期的にお掃除するのを忘れないようにしましょう。
お風呂場掃除の際の注意すべき点について
お風呂場を掃除する際は、必ずマスク・手袋・風呂場スリッパ・エプロンを着用するようにしてください。お掃除している時は、カビの胞子がお風呂場をまったりすることも考えられます。それが体内に入るのを防ぐ為の準備だと考えてください。
また、掃除中は、しっかりと換気を行うことも忘れないようにしてください。特に、市販のカビ取り剤を使用する際には注意しましょう。
お風呂場のカビ対策は、毎日行うことがポイントです。お風呂の天井は、いがいな落とし穴です。しっかりと拭き掃除するようにしましょう。また、その日の入浴後に行う予防策が、カビの発生を予防してくれます。面倒ですが、習慣づけられるようにしましょう。