皆さんのご家庭では、絨毯を掃除していますか?かなりな大物なので、毎日の掃除は掃除機をかけてほこりやゴミを取る程度ではないでしょうか?何か目立つシミや汚れを見つけた時にだけ、洗剤などを使って落としているという方がほとんどではないでしょうか。洗濯をするといっても、絨毯ほどの大物となると、コインランドリーに行くか、クリーニングに出すことになるので、頻繁にはできません。
絨毯は素材によって洗剤が使えたり使えなかったりします。そんな時、意外かもしれませんが、重曹を使って絨毯をキレイにすることができるのをご存知でしたか。重曹を使って絨毯をお掃除する時に用意する物や掃除の手順などをご紹介いたします。
用意するものは3つ!
重曹を使って絨毯をお掃除する時に絶対に必要な物といえば、一つ目は「重曹」になります。ドラッグストアや薬局など、最近は簡単に手に入るようになりました。
重曹は、絨毯以外にも、お家の中のあらゆる所の掃除に使うことができます。ネットなら大容量の重曹を販売しているショップもありますので、今後いろんなところの掃除に利用されるなら、量が多い物を少しでも安くネットで購入することをおすすめします。
二つ目が「ゴム手袋」です。直接重曹を撒いて掃除をする時に絨毯に重曹をなじませる必要があり、この時ゴム手袋が必要になってきます。
三つめは「雑巾」になります。これら3つを用意して、重曹を使ってとても簡単に絨毯をきれいに掃除していきましょう。
掃除の手順~重曹スプレーを使う方法~
まず、重曹スプレーを使って絨毯を掃除する方法をご紹介いたします。
1.空のスプレーボトルにぬるま湯400mlと、小さじ1杯程度の重曹を入れて混ぜます。これが重曹スプレーとなります。この重曹スプレーを作る時に注意していただきたいのが、お湯の温度です。重曹は水に溶けにくいので、溶けやすくする為にぬるま湯を使用します。30度前後のぬるま湯を使用するようにしてください。熱湯などで溶かしてしまうと、弱アルカリ性の重曹が、強アルカリ性となり、皮膚につくと炎症などを起こす物になってしまいます。くれぐれも、ぬるま湯で溶かすようにしてください。
2.絨毯が湿っているとわかるくらいまで、しっかりと重曹スプレーで重曹水を拭きつけてください。
3.ゴム手袋をつけて、雑巾で汚れをふき取っていきます。
4.汚れが取れたら、水拭きと乾いた雑巾で再度拭いてください。
掃除の手順~重曹を直接撒く方法~
重曹を直接絨毯に撒いて掃除する方法をご紹介いたします。
1.まずいつものように掃除機でとれるゴミを取っておきましょう。
2.重曹をカーペットに撒きます。まんべんなく撒いてください。
3.ゴム手袋をつけて、重曹を絨毯になじませる為にゴシゴシこするのではなく、なでるような感じでなじませましょう。
4.そのまま半日程度放置します。最低でも2~3時間はおいてください。休日の前の日の夜に撒いておいて一晩放置するのが理想的です。
5.重曹が汚れとなじんでくれているので、いつもよりもしっかりと丁寧に掃除機で重曹ごと吸い取ってください。
重曹で絨毯を掃除する時の注意点
重曹で絨毯を掃除する時は、重曹を使う前に、絨毯の隅の方で、まずは色が変わったり抜けたりしないかを、少量の重曹スプレーを使って確認してください。全ての素材に重曹がOKというわけではありません。中には色落ちしたり、色が変わってしまうものもあります。初めて重曹を使ってお掃除をする際は、必ず事前にチェックするようにしてください。
また、先にも書かせていただきましたが、重曹スプレーを作る時は、サッと溶かしたいからといって、熱湯などを使わないようにしてください。30度前後のぬるま湯を使うようにしましょう。
重曹を夜に撒いて翌朝お掃除する場合は、家族の方にも一声掛けておくようにしましょう。知らないで早朝に起きてきて、絨毯の上に寝転んだりでもしたら大変です。特に小さな子供がいらっしゃるなら、注意が必要です。
絨毯には見えない汚れは重曹で落とそう!
絨毯は、濃い色だと汚れもあまり目立ちません。毎日掃除機をかけているからキレイだと思いがちですが、見えない汚れがたくさんついています。一番多いのが、足の裏の皮脂汚れです。室内では裸足で過ごすことも多く、これは避けられない汚れです。知らないうちに目には見えない汚れが蓄積されているのです。
重曹は油汚れなどに対しては、かなり効果が高いので、当然、絨毯についている皮脂汚れに対しても高い効果を発揮してくれます。濃い色の絨毯も、掃除前と掃除後を比較すると、断然色が違うことに気づかれるはずです。そこで初めて絨毯がどれほど汚れていたのかを知ることができるでしょう。
重曹なら、小さい子供がいるご家庭でも、安心してお掃除することができるという点でもおすすめです。また、消臭効果もありますので、なかなか洗濯できない大物の絨毯のイヤな臭いも解消することができます。汚れたから買い替えるというのは、価格的にみてもなかなかできませんよね。だからこそ、できる限り長く使う為にも、重曹を使って、日々の汚れを落としておくようにしましょう。